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徒然に。イースター島&ボラボラ島旅行記がおすすめ!


by kokoro-rokuro
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7日目④ モアイの故郷、ラノララク

モアイの故郷、ラノララクへ。ラノララクとは山の名前です。
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故郷というのは、島内で約1000体あるモアイの95%はここで製造されたから。現在、山には397体のモアイが生息しています(^皿^)素材の凝灰岩がたくさんあり、山腹にはモアイがニョキニョキ顔を出していた^。^遠くには小さくトンガリキが見える。
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ラノララクは、2006年になって観光ルートが決められたらしい。それまではどこを歩いても自由。モアイに触ったり、乗ったりする行為が後を絶たなかったから設定されたとのこと。

道に沿って歩くと、最初に出会うのがモアイ・トゥクトゥリ。正座して、あごひげを生やした、これまでと違って人間っぽいモアイ。親しみがもてます!ヘイエルダールが発見しました。
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後ろから見ると、お尻がプリッと、かわいらしい(*^。^*)
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トゥクトゥリは初期のモアイ。巨大化する前だから、細部にこだわって製作されたらしい。これまで見てきたモアイは、大きくなって単純化されたもの。もう一つ、正座したモアイがあるらしいけど、風化させないため、元あったように埋まっているそうです。

ところでこのトゥクトゥリ、最近になって柵で囲われてしまったしまったらしい。残念。。。写真を見ると、まさに囚われの身でした。。。


モアイを眺めながら登って行きます。ここは運動靴が必須。はき慣れた歩きやすい靴でないと大変かも。ラノララクでは通り雨にも遭ったので、カッパがあればとっても便利。傘だと風が強いので使いにくいと思います。
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ここはモアイの製造過程を説明する場所。奥に2体のモアイが横たわっています。
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製造方法は、
1、右手前にある石でモアイの表面を成形する(見にくいですが、木の棒のとこに石があります)。
2、背中の下の部分を左右両側から削っていき、モアイが柱に乗った状態にする。
3、柱に穴を開けて、折れやすくする(ギリシャのパルテノン神殿のイメージ)。
4、斜面の下に穴を掘っておく。
5、柱を折り、背中を使って斜面を滑らせ、穴に入れてモアイを立たせる。
6、背中の柱の後などを滑らかにして完成!!
大まかにこうやって作っていたようです。斜面の下にはモアイが埋まっています^。^
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モアイに見守られ、登って行きます!
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こちらのモアイ、どこかで見たことありませんか?イースター島旅行のパンフレットなどでよく写っている有名なモアイです!!
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こちらは、島内で一番大きいモアイ。なんと約21メートル!エルヒガンテといいます。写真では横たわっているように写してしまったんですが、実際は山の稜線部分に沿って、頭を上にしてあります^。^;(真ん中あたりに横たわって見えるモアイ)
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いくらなんでも、こんなに大きなモアイは運べないだろう・・・、というのが大方の意見。芸術品として残した、職人が技術力を示すために削った、なんて説があります。


さて、頂上に到着。火口湖があります。
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ここの湖では、年に1回、1~2月にかけて開かれる祭り「タパティ ラパヌイ」で鉄人レースが催されます。湖面に生える葦で作ったトトラボートで湖面を横断し、周囲を1周、中腹部分を1周走り、湖を泳いで横断してゴール!一種のトライアスロンです。


頂上の斜面には小さなモアイも見えました。力の弱い部族はこういった作りづらいところでしか製作させてもらえなかったようです。。。ラノララクにはモアイを製造する技術集団がいて、部族の力関係によって作る場所を変えていたとか。各部族から技術者を派遣したとは考えにくいとのこと。技術者は山にこもって、食事なども運んでもらっていた。いわゆる特権階級だったのかな。

山頂からの眺め。すぐ海。島が小さいと思うか、大きいと思うか・・・。
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ここからはまっすぐ下山。約1時間のハイキングでした。下りたところでランチ。黄色いライスはニンジンを使ったもの。鶏肉と牛肉のグリルにレタスが添えられていて、イースター島で食べた食事で一番美味しかった!!!ドリンクで出てきたパイナップルジュースも濃厚で、大満足^0^!
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クリ(猫)もいました。タヒチでクリといえば、犬。ややこしい^^;
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ここで時間があったのでお土産も購入。石でできたモアイを買うとモアイマグネットをおまけにもらいました。ひすい?で作ったモアイ、イヤリングなどのアクセサリー、色んなものを売ってた。う~ん、満足なラノララクでした!
by kokoro-rokuro | 2006-12-02 16:35 | ボラボラ島&イースター島