8日目① 儀式村に鳥人レース
2006年 12月 17日
寝坊しかけた前日の反省を生かし、お願いしたモーニングコールで7時半に起床した。今日は午前中だけの半日ツアー。島南西部にあるオロンゴ儀式村と、ハンガロア村北部にあるモアイを訪ねます。またまたすごくいい天気(^0^)!
まずはオロンゴ儀式村へ。途中、休火山ラノ・カウで火口湖を見物する。神話に出てくる鳥人を描いた岩絵も。
ラノ・カウは250万年前に、島で2番目に噴火した。ちなみに、1番目は島東部にあるプカティケで300万年前。最後で3番目の噴火は30万年前で、島中央部のテレバカです。
ラノ・カウの火口湖は直径1600メートル、高さ200メートル。イースター島の水がめで、地下水脈をたどって供給される。欠けている部分はカリカリといい、ブーゲンビリアが咲き誇っていた。
さらに登って行くとオロンゴ儀式村に到着する。
ここの小屋では入場料が必要。ただ、ツアーであれば料金に含まれているので、現金を出す必要は無い。イースター島は、島全体が「ラパヌイ国立公園」となっており、観光客は島へ降り立てば料金を払う必要があるらしい。一方で、ここを訪れなければ払わずに済むという矛盾。空港で徴収すれば、島も潤うのに・・・。名前や年齢を申告して通過します。
ゲートを越えると、一本道が続く。周りは原っぱ。ところどころに石が落ちてあるが、よく見ると絵が描かれている。これはマケマケ。イースター島の神話で一番えらい神様なのに、こんな地べたに置かれていました。
展望台として整備された場所にもたくさんの岩絵が。
ここは、実はボートハウスの上で、人が乗りすぎると陥没する恐れがあるということで、立ち入りが制限されています。とんとんと足踏みしてみると、確かに下が空っぽのような音が返ってきました。後ろは火口湖です。カリカリがこんな近くに。。。
前はというと、断崖絶壁の先に小さな島が2つ。モツ・ヌイ(大)とモツ・イティ(小)。
ほかの観光客も周ってきたので場所を譲ります。
ちょいと離れたとこにはボートハウスがたくさんあります。全部で53軒。米国の考古学者ウィリアム・ムロイが復元したものです。映画「天空の城ラピュタ」の参考になったらしい。
屋根を半分だけ開け、中を見られるように残しているものも。広いかな?
で、山頂になぜこんなに多くも、偉い人が住むボートハウスがあるのか。。。それは、ここで、1年間の島のリーダーを決める鳥人レースが開かれていたから。鳥人儀式です。モツ・ヌイに7月ごろに飛来する渡り鳥が最初に産み落とす卵を取り合うレースで、取った選手の部族長が実権を握る決まりです。1800年ごろから始まり、1866年を最後に途絶えたという。
島までは高さ300メートルもある崖を下り、サメがいる海を2キロ泳ぐ。命を落とす人が後を絶たなかったらしい。さらに、渡り鳥がいつ、飛来するかが分からないので食糧を持って島で待たなければならず、過酷どころじゃない。卵を取れば取ったで、また泳いで崖をよじ登って帰らなければならず、想像を絶します(・0・)!!
崖はこんな感じでまぁるくなってるので、足を踏み外せば岩に何度もぶち当たって落ちて行き、大変なことになるそうです・・・。
で、部族長さんらは、ボートハウスに寝泊りし、自分の選手の様子を観察していた。ハウスにかまどは無く、食事は麓から持ってきてくれるようで、選手とは違って至れり尽くせりの様子。部族長さんって選手が勝てば実権を取れるし、いい立場ですね!!!
オロンゴ儀式村はこれにて終了。山を降りる途中、中腹でバスが止まりました。ここから島全体が見渡せる。この写真でギリギリ端から端まで収まってるかな。半径2000キロ以内に隣の村が無い世界一孤独な島。
けっこう樹木もあります。移植したユーカリとのこと。そう、コアラが大好きな木です。何でイースター島にユーカリが。。。成長が早いから、というのが理由。単純です。しかし、水分をどんどん吸い取ってしまう特徴もあり、周りは枯れていっているそう。こんな短所には目もくれずに植林したそうです・・・。ラパヌイらしい植林の仕方です。30メートルにもなるモミの木もあり、クリスマスには飾られるらしい。
まずはオロンゴ儀式村へ。途中、休火山ラノ・カウで火口湖を見物する。神話に出てくる鳥人を描いた岩絵も。
ラノ・カウは250万年前に、島で2番目に噴火した。ちなみに、1番目は島東部にあるプカティケで300万年前。最後で3番目の噴火は30万年前で、島中央部のテレバカです。
ラノ・カウの火口湖は直径1600メートル、高さ200メートル。イースター島の水がめで、地下水脈をたどって供給される。欠けている部分はカリカリといい、ブーゲンビリアが咲き誇っていた。
さらに登って行くとオロンゴ儀式村に到着する。
ここの小屋では入場料が必要。ただ、ツアーであれば料金に含まれているので、現金を出す必要は無い。イースター島は、島全体が「ラパヌイ国立公園」となっており、観光客は島へ降り立てば料金を払う必要があるらしい。一方で、ここを訪れなければ払わずに済むという矛盾。空港で徴収すれば、島も潤うのに・・・。名前や年齢を申告して通過します。
ゲートを越えると、一本道が続く。周りは原っぱ。ところどころに石が落ちてあるが、よく見ると絵が描かれている。これはマケマケ。イースター島の神話で一番えらい神様なのに、こんな地べたに置かれていました。
展望台として整備された場所にもたくさんの岩絵が。
ここは、実はボートハウスの上で、人が乗りすぎると陥没する恐れがあるということで、立ち入りが制限されています。とんとんと足踏みしてみると、確かに下が空っぽのような音が返ってきました。後ろは火口湖です。カリカリがこんな近くに。。。
前はというと、断崖絶壁の先に小さな島が2つ。モツ・ヌイ(大)とモツ・イティ(小)。
ほかの観光客も周ってきたので場所を譲ります。
ちょいと離れたとこにはボートハウスがたくさんあります。全部で53軒。米国の考古学者ウィリアム・ムロイが復元したものです。映画「天空の城ラピュタ」の参考になったらしい。
屋根を半分だけ開け、中を見られるように残しているものも。広いかな?
で、山頂になぜこんなに多くも、偉い人が住むボートハウスがあるのか。。。それは、ここで、1年間の島のリーダーを決める鳥人レースが開かれていたから。鳥人儀式です。モツ・ヌイに7月ごろに飛来する渡り鳥が最初に産み落とす卵を取り合うレースで、取った選手の部族長が実権を握る決まりです。1800年ごろから始まり、1866年を最後に途絶えたという。
島までは高さ300メートルもある崖を下り、サメがいる海を2キロ泳ぐ。命を落とす人が後を絶たなかったらしい。さらに、渡り鳥がいつ、飛来するかが分からないので食糧を持って島で待たなければならず、過酷どころじゃない。卵を取れば取ったで、また泳いで崖をよじ登って帰らなければならず、想像を絶します(・0・)!!
崖はこんな感じでまぁるくなってるので、足を踏み外せば岩に何度もぶち当たって落ちて行き、大変なことになるそうです・・・。
で、部族長さんらは、ボートハウスに寝泊りし、自分の選手の様子を観察していた。ハウスにかまどは無く、食事は麓から持ってきてくれるようで、選手とは違って至れり尽くせりの様子。部族長さんって選手が勝てば実権を取れるし、いい立場ですね!!!
オロンゴ儀式村はこれにて終了。山を降りる途中、中腹でバスが止まりました。ここから島全体が見渡せる。この写真でギリギリ端から端まで収まってるかな。半径2000キロ以内に隣の村が無い世界一孤独な島。
けっこう樹木もあります。移植したユーカリとのこと。そう、コアラが大好きな木です。何でイースター島にユーカリが。。。成長が早いから、というのが理由。単純です。しかし、水分をどんどん吸い取ってしまう特徴もあり、周りは枯れていっているそう。こんな短所には目もくれずに植林したそうです・・・。ラパヌイらしい植林の仕方です。30メートルにもなるモミの木もあり、クリスマスには飾られるらしい。
by kokoro-rokuro
| 2006-12-17 20:22
| ボラボラ島&イースター島