徒然に。イースター島&ボラボラ島旅行記がおすすめ!


by kokoro-rokuro
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常滑やきもの散歩道

久しぶりに愛知県常滑市を散策してきた。名古屋に赴任したてのころは月に1回ぐらいは歩き回っていたお気に入りの場所だけど、最近はご無沙汰していた。この1年でずいぶん変わったというのが第一印象。対岸にある中部国際空港セントレアの開港で、観光客も増えているといい、20代のカップルから団塊の世代までぶらぶら散歩していた。

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名鉄常滑駅で降り、「やきもの散歩道」として整備された観光コースの出発点となっている陶磁器会館を目指す。その途中、壁になにやら猫の姿が等間隔に並んでいた。「とこなめ招き猫通り」と名づけられたこの坂道は、常滑焼の作家がそれぞれ制作した招き猫を壁に掛け、観光客を楽しませる取り組み。今春から新たに始まったらしい。常滑は招き猫の生産量が日本一!

気に入ったものをいくつか紹介します。

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「旅行安全」

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「縁結び」

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「美人祈願」

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「大漁満足」

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「夫婦円満」



やきもの散歩道はAコース1.5キロ(約60分)とBコース4キロ(約2時間半)の2コースが設定されている。多くの観光客が歩くのはAコース。小高い丘をアップダウンしながら、点々と立ち並ぶ作家さんの店に顔を出し、お気に入りがないか見て回る。

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常滑焼は六古窯のひとつで、900年ほどの歴史がある。最近では明治以降に発展した急須で有名。釉薬を使わない焼き締めの陶器は僕のお気に入り。一方、土管や大きな壺づくりでも有名で、散歩道の至るところに土管が積み上げられている。有名な土管坂もここにある。

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陶芸産地ならではの煙突も見られる。昭和30年代の最盛期には400本以上もあって煙が絶え間なく、スズメが黒かったらしい。けど、今はちらほら。使われなくなり、老朽化で崩れるから減っていると言う。
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お気に入りの店をいくつか。ひとつめは「ギャラリー雄」。散歩道店が10月にできたばっかりで、鳥かごに入った招き猫が迎えてくれる。次々とアイデアを産み出している作家さんの直営店で、これまで郊外にしかなく、なかなか行けなかったのが身近になった。
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ギャラリー雄に間借りしているというガラス作家の女性とたまたま話す機会があった。この建物、昔は武士の住まいだったらしく、壁に槍を掛けておく場所が残っているとのこと。ここ数年は誰も住んでおらず、空き家だったらしい。もしかしたら、やきもの散歩道に住めてた???



ふたつめは「ギャラリー茶楽」。土、日、祝日の10時から16時営業。常滑焼の急須職人が、それぞれの作品を持ち込み、実際に手で触れて確認できる。作家さんが当番制で店番をしており、話しかけると造詣深い話を聞かせてくれる。
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登り窯の近くにある「SPACEとこなべ」も作家さんの作品を中心にそろえてあり、いい作品が多かった。店員の男性がきめ細かい接客をしてくれる。
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ひと休みはAコースの途中にある「侘助」というお店で。きびもちぜんざいに魅かれ、店内に入った。黄瀬戸の茶碗にぜんざい。小梅2粒に梅昆布茶がセット。840円でお腹がいっぱいになった。
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Aコースを歩き終えたので、次はBコースに挑戦した。こちらは歩けど歩けど住宅街。特に目を引くものがなくなんともつまらない。最後にINAXライブミュージアムという観光施設に着くようになっているけど、こちらはもう一工夫いるかな。ちなみにINAXは常滑市に本社のある有名なトイレメーカー。

そんなBコースだけど、途中にある常滑市民族資料館で11月25日まで、「三代山田常山の遺作・遺品展」が開かれているので立ち寄った。三代山田常山は愛知県で始めて人間国宝に選ばれた人物で、2005年秋に亡くなった。味わい深い作品だ。

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ここには、鎌倉時代のころなどに出土した大きな壺がたくさん展示されている。中には第二次世界大戦で戦闘機の燃料タンクに使うためにつくられた大きな壺もあった。結局は使われないまま終戦を迎えたそうだけど。常滑の技術は全国に知れ渡っていたようですね。


今日は良く歩いた。やきもの散歩道が活気づいていて雰囲気がいい。また来たい。
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by kokoro-rokuro | 2007-11-23 21:31 | 陶芸