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by kokoro-rokuro
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ガンでも保険金は出ない?

今朝の朝日新聞(名古屋本社発行)の社会面に、興味深い保険の話がでかでかと載っていた。ガン保険に入っていてガンと診断されても、保険金を出さない会社があるという内容。これではなんのためのガン保険か。


記事によると、愛知県の女性が腎臓ガンの疑いで大学病院で手術を受けることになった。画像検査ではガンかどうかはっきりしないため、手術中に「迅速病理診断」で確定することに。結果、ガンと診断され、摘出された。ところが3週間後、最終的な診断である手術標本の「病理診断」で、ガンではなく良性腫瘍であることが分かった。

女性はガンと診断されたときに保険金が支払われる第一生命の「特定疾病保障終身保険」とアメリカンファミリー生命保険(アフラック)の「がん保険」に加入していたため、保険金請求すると、第一生命は「不支給」、アフラックは「支給」と判断が分かれたという。

第一生命は「最終的な病理診断でガンではなかったのだから保険金給付の対象とはならない」と説明。一方のアフラックは「迅速病理診断の段階で『ガンの疑い』なら支払わないが、その時点でガンと確定している。診断に基づき手術が行われたのだから、給付対象となる」と話しているという。

判断は分かれたが、以下に紹介するように両社のガンの定義はほぼ同じ。同業他社にも取材していて、日本生命、住友生命は「支払わない」、アリコジャパンは「支払う」と回答したという。

【第一生命】
医師により病理組織学的所見(生検)によって診断確定(病理組織学的所見が得られないときは、他の所見による診断確定も認めることができます)されたとき
【アフラック】
医師によって病理組織学的所見(生検を含みます)によりなされたものでなければなりません。ただし、病理組織学的所見が得られない場合には、その他の所見による診断確定も認めることがあります。

日本病理学会理事長によると、迅速診断と最終診断で結果が食い違うことはまれに起こることらしい。「迅速診断は限られた条件の下ではあるが医師の判断であり、その結果には重きを置いてほしい」と注文している。


この記事を読んでいると、カタカナ文字系の会社なら支払われそうだけど、古くからある日本の企業では支払われる可能性は低そうだ。僕の東京海上日動火災保険はどうなのだろうか。入るときは「ガンと診断されたら100万円」と言われたけど、こんな記事の状況を聞いたことはない。いつも保険の相談をしているおばちゃんに聞いてみよう。カタカナ系ならうれしいけど(^。^)


病理診断については、日本病理学会がパンフレットをPDF形式で配布している。迅速病理診断だけ紹介します。

●引用開始●

手術中の迅速診断
胃や大腸など内視鏡で到達できる部位、皮膚や乳房など針を刺したり切開を加えたりすることで病変に到達できる部位では、手術前に生検を行って病理診断します。しかし、病変が体の深い部分にあるために生検が難しい場合、手術前に病理診断ができず、「術中(じゅつちゅう)迅速(じんそく)診断(しんだん)」を行います。術中迅速診断では、手術中に採取された病変組織から10分程度で病理診断が行われます。診断結果は執刀医に連絡され、手術方針が決定されます。病変がとりきれたかどうかの確認のため、手術によってとりだされた臓器・組織の断端を調べたり、がんの転移が疑われる部分を調べて手術で切除する範囲を決めたりするときにも、術中迅速診断は役立ちます。

※組織や細胞の採取は、外科医・内科医・産婦人科医などの臨床医が行いますが、採取された組織からつくられた標本を顕微鏡で観察して診断するのは病理医です。正しい診断には、臨床医と病理医の連係プレーが欠かせません。

●引用終了●
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by kokoro-rokuro | 2007-12-31 18:22 | 徒然なるままに