徒然に。イースター島&ボラボラ島旅行記がおすすめ!


by kokoro-rokuro
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辰巳芳子さん

「よその国に胃袋を握られてしまったら」。

毎日新聞夕刊に、料理研究家・辰巳芳子さんのインタビュー記事が掲載されていた。83歳。戦争を生き延び、食を通じて日本の行く末を案じている。若い世代の僕らに求められることは・・・。


●引用開始●

特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか 辰巳芳子さん
 <おちおち死んではいられない>

 ◇食卓の危うさ、感じて--料理研究家・83歳・辰巳芳子さん

 ◇人間はものを食べた時、自分の命と呼応することを体感するものです

 古都、鎌倉は冬でも観光客が目立つ。寺に沿って小道を上ると、山に抱かれるように、辰巳芳子さんのお宅がある。ここで40年以上作物に囲まれ、家庭料理を発表してきた。畑のわきに咲いた黄色いスイセンが目をひいた。「食にとって、何が一番大切だとお考えですか」。そう問いかけると、辰巳さんは「あのねえ」と、しばらく考え込んだ……。

 お会いする前、近寄りがたい印象があった。以前、辰巳さんに「思い出の食べ物を紹介してください」と、30分程度の取材を電話で申し込んだことがある。日程が合わずに実現しなかったが、「そんな大事な話を短い時間でできるわけがないでしょ」との強い口調を覚えていたからだ。でも、それほどまでに真剣に食と向き合っている理由を、どうしても尋ねてみたかった。

    ■

 「……政治というものはね」。辰巳さんは話し始めた。「国民が生きやすい場をつくる責務があると思うんですよ。あの人たちは国民の命を預かっているという、当たり前のことに対する覚悟があるのかどうか。食料の自給率をここまで下げてしまって」。日本の食料自給率(カロリーベース)は1965年度は73%だったが、昨年度は39%にまで落ちた。「この島国で、よその国に胃袋を握られてしまったら、どんなことでも聞かなくてはならなくなる。そんな当たり前のことをまるで無視して」

 すでに胃袋は握られている、と言っていい。オーストラリアは06年の大干ばつで小麦の生産量が半減し、米国ではバイオ燃料用のトウモロコシを栽培するために大豆の作付けが減った。外国での食物生産量の減少が世界的に価格を上げ、日本の食卓をおびやかしている。食料事情の不安定さは、日本人がかつて経験してきたはずなのに。

 「戦争ね。耕す人、漁をする人、働ける人はすべていなくなった。我が家でも中2の弟までが戦いに出た。木の繊維の服を着て、カエルの皮の靴を履き、大豆のしぼりかすを米にまぜて食べました。戦後、ものは復活したけど、人は帰らなかった」

 辰巳さんは今、戦時中とは異なる食卓の危うさを感じている。作物の成長に影響を与える気候の変化、輸入作物を中心とした農薬、作物の遺伝子操作、旬を顧みずに一年中栽培される野菜……。また、「これだけ原子力発電所を増やして、もし核物質で土壌や海が汚染されたら、食物は形はあっても食べてはいけないものになる」と原子力政策も批判する。そんなこと起こるはずがない、と笑い飛ばせる人がどれほどいるだろう。

 食と命のつながりを身をもって体験しているから、こうも考える。「死にたくなかった若者の生命の代償こそが、憲法9条なんです」

    ■

 96年には「良い食材を伝える会」をつくり、品質がすぐれ、安全な農産物の紹介を始めた。日本産の大豆を増やす目的で04年に始めた「大豆100粒運動」では、年間に1万2000人の子どもたちが大豆をまいている。10年以上前に父親の介護体験から生まれた「いのちのスープ」の教室は、120人の主婦らを3年がかりで教え育てている。

 スープはさまざまな栄養を含み、母乳に最も近いと言われる。「人間というものは、命を養うはずのものを食べたとき、自分の命と呼応するということを体感するものですよ。良いものを食べて、自分の命が良い方向に向かっている、ああ幸せだという満足感。すると自分自身を信じられるの。そして、他の人を信じることにつながる。もし、自分を信じられなければ、足が一歩も前に出ないでしょ」

 信じる対象は、ものにも向かう。野菜、果物、肉、そして石や建築物まで。「人間はものに養われて生きている。それなのに、いつの間にか、ものより優位な存在であるという錯覚に陥っている。そう気付けば、ものや自然に対する深い感謝と慎みの気持ちが生まれてくると思います」

 ものの命をいただく代わりにその命を生かす。それが辰巳さんの掲げる料理なのでは、との思いがしてくる。

 辰巳さんは、食への覚悟をこうも記す。<すべての民族が、それぞれ生きていきやすいように取捨選択して食の方法を築いてきた。それが食文化です。だからあだやおろそかなことで食文化が形成されたわけではないのです>(「味覚旬月」より)

    ■

 「最近、大食い番組やっているじゃない。あれはおごりね。時代錯誤ですよ」と、辰巳さんが思いついたように話した。うなずきながら、「では、三ツ星で知られるミシュランの評価は」と尋ねた。「おいしい、まずいの視点では時代遅れね。ものの世界に対して誠実か否かを調べたらいいんじゃないですか」

 次代に豊かな食生活を引き継ぐために、さまざまな著書も出してきた。執筆の時間をつくるための工夫が「展開料理」と呼ばれる手法である。「例えば、菜っ葉をまとめゆでして、最初はおひたしにして食べたら、翌日はオムレツにするとか。ふろふき大根を作り置きすれば、みそ汁、おでん、グラタン、甘酢漬けなど、さまざまな料理に応用できる。だし汁も使うときにひくのではなく、まとめてつくっておけばいい」

 すべて一から頑張る必要はないんですね。うちの妻も安心します。「そうよ。私は特別なことをやってるわけじゃないの。料理は家事全体の一端なんだから、ほかの家事や自分の趣味にあてる時間や能力との調和が保たれないと。合理性も大事」

 お米、実だくさんのみそ汁、たくあん、梅製品。辰巳さんが日本人の健全な食を守るために挙げた食品だ。「単純でしょ。こういうものを食べておけば間違いない。でも、それぞれが国産無農薬の本物の材料でつくられたものでなければ。そして、ものの味をきちんと引き出せるように作る。簡単に聞こえるでしょうけれど、難しいことよ」

    ■

 命の根源である食に妥協しない。日常を大切にするから主婦の目線を失わない。辰巳さんは2時間近く、背筋をぴんと伸ばして食を語った。その存在は大きく、同時に身近に思えた。【坂巻士朗】


 ■人物略歴

 ◇たつみ・よしこ

 1924年東京都生まれ。聖心女子学院卒。家事差配の名手として知られた母浜子さんにつき料理を学ぶ。フランス、イタリア、スペインで修業。著書に「慎みを食卓に」(日本放送出版協会)、「家庭料理のすがた」(文化出版局)など。

毎日新聞 2008年1月25日 東京夕刊


●引用終了●


食料自給率の低下が叫ばれて久しい。ときどき耳にするが、気にするのはその時だけ。もしかしたら、わざと気づかない振りをしているのかもしれない。「胃袋を握られたら」。ほんの少し考えただけでも、ぞっとする。違和感を覚えながら見ていた大食い番組。うん?と思っていた感覚は、やはり正しかったようだ。

世界には食事にありつけない人がたくさんいる。コンビニやレストランから大量に出る残飯や、食料であるトウモロコシをバイオ燃料とすることに違和感を覚えるのは、正常な感覚なんだろうと思う。

一方で、田舎暮らしがブームになっている。団塊の世代ばかりでなく、新規就農する若者も多いようだ。ブログでも良く見かける。無意識のうちに、本能が行動させているのかも。。。「自分の食べるものは少しでも安全なものを」「食べる分ぐらいは自分でまかなえるように」。そんなことを思わずにはいられなかった。

食料の争奪戦が起こる前に。食のプロ、辰巳さんの警告に、危機感を感じずにはいられなかった。「食育」という言葉がもてはやされているが、この記事を読んでその大切さを良く理解できたと思う。まずは「ものや自然に対する深い感謝と慎みの気持ち」を持つことから始めなければ。目から鱗だった。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-26 01:00 | 徒然なるままに
恒例となっている世界遺産・白川郷のライトアップが今年も始まったようだ。昨年と同じく、雪は少ないようで地球温暖化を考えさせられてしまう。屋根にこんもりと積もった雪を見てみたい。これでは寂しいなぁ。


●引用開始●

合掌家屋:幻想的にライトアップ…岐阜・白川村の世界遺産
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わずかに田んぼのあぜに雪を残す中、ライトアップされる合掌家屋=岐阜県白川村で2008年1月19日午後6時38分、小林努撮影 

岐阜県白川村で19日、世界遺産の合掌集落のライトアップが始まった。
 昨年暮れからの豪雪も一休みし、集落の積雪は約50センチ。午後5時半過ぎ、国の重要文化財の「和田家」など、大小の茅(かや)ぶきの合掌家屋がライトに浮かび上がり、防寒具で身を固めた見物客たちは雪国の神秘的な光景に感嘆の声を上げた。
 ライトアップは豪雪に悩む村が冬場の観光対策に始め、今年22回目。世界遺産の知名度も手伝い、全国から見物客が訪れる。
 来月16日までの毎週土曜日を中心にあと6回行う。車の混雑を解消するため、バスの入村は完全予約制となっている。【奈良正臣】

毎日新聞 2008年1月19日 19時20分 (最終更新時間 1月19日 22時15分)

●引用終了●


きょうは亡くなったばあちゃんの49日法要だった。仕事が入っていたので参加できなかったが、ばあちゃんは明かりに照らされて天国へ無事に旅立ってくれたと思う。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-19 23:35 | 白川郷

鴨南そば

今日の晩御飯は鴨南そば。秋田の父が猟で仕留めた鴨を贈ってくれた。こんな都会の名古屋で野趣あふれる鴨肉を食べられるのは幸せだ。雪山を駆け回るのは大変なことだと思うから、感謝の気持ちでいっぱい。脂身が上質。いいスープが出ており、食べても固すぎることなく、むしろ柔らかい。ねぎは鴨肉から出た油で焼いてくれた。

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使った蕎麦は成城石井で販売されている「深大寺七割そば」。石臼引きそば粉100%使用とうたっており、2人前で化学調味料無添加、焼津産鰹節をつかったつゆも付いて490円。調理してもコシが程よく残っており、お気に入り。

妻が、成城石井で鴨肉が入ったうどんが2人前1260円で売っていたと言っていたが、我が家の晩御飯は300円ほどと考えればとってもお得。お父さんありがとう!!!

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デザートも秋田からもらったキウィ。なんと、ニュージーランドから直輸入した苗木が育ち、毎年実をつけているらしい。雪国秋田でも枯れずに育つもんなんだとびっくりした。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-19 20:38 | 徒然なるままに

お!モアイ

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たまたま立ち寄った名古屋鉄道三河高浜駅(愛知県高浜市)でモアイ発見!ホーハン製陶所というところの宣伝になっているが・・・。なんでモアイなんだろう。腕の配置や指のデザイン、ずいぶん精巧につくられており、ビックリしました。。。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-18 23:02 | ラパヌイ
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真っ青な晴天が広がるも、寒風吹きすさぶ愛知県・日間賀島に行ってきた。「ひまかじま」と呼ぶこの島は、知多半島の東側、三河湾に浮かぶ小さな島だ。ところが旅館は100軒も立ち並んでいるといい、タコが有名。10月から3月にかけてはトラフグがよく取れ、各旅館で提供されている。下関へ運ばれているものもあるらしい。マンホールが愛らしい。

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名古屋鉄道河和(こうわ)駅から港へ数分歩き、高速船で約20分かかる。隣にある篠島や、渥美半島の伊良湖岬へ行く便もある。今回は名鉄が発売する「日間賀島ふぐづくしプラン」を利用。日帰りで、デラックスプラン1人13500円。贅沢やけど、日間賀島に行ってみたかったのと、本格的なフグ料理を食べてみたかったので思い切った!名鉄1日フリー乗車券と船の往復にフグ料理がついてこの値段。けっこうお得なようだ。名鉄で申し込む際に、向こうの手際の悪さで1時間近くも待たされたのは最低だったけど(-。-メ)

旅館・ホテル16箇所から一つ選ぶ。今回は「すず屋海游亭」にした。西港から歩いて1分。港に着くと、ホテルが見える。新しい建物だった。

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食事は11時から14時まで。2階の部屋に通された。ほかのお客さんとも同じ部屋だけど、間仕切りで区切られていて気にならない。

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席に通されると、さっそく「てっさ」が登場。一枚のお皿のてっさを2人で分けて食べるのかと思ったので、もう一皿出てきてビックリした。薄く切られた白身の刺身。盛り付け方は芸術だ。紅葉おろしを入れたタレに付けて食べる。噛むと弾力があり、味は淡白。ガバッと箸ですくって大人食い(^З^)

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フグの皮の湯引きもコリコリしておいしい。コラーゲンたっぷり。

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イセエビのお造りはとっても身が甘い。あまり量は多くないけど、十分に存在感がある。

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これまで唯一、フグ料理で食べたことがあったのは唐揚げ。塩加減がよく、レモンがスッと味を引き締める。口に入れると味がパァッと広まる。魚の肉とは思えない。骨までしゃぶってしまった^。^;

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島の名物、タコも出てきた。ハサミで切って食べる。噛むたびに味が染み出てくる。タコも食べられ満足できた。

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こちらはフグチリ。まずはじめにフグの身だけ茹でてポン酢に付けて食べる。フグの出汁が出たスープに野菜を入れて口に運ぶ。フグは本当にむっちりした身で食べ応えがある。絶品!

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最後に雑炊にしてスープまで食べつくす。塩で味をととのえ、卵をふわっと乗せる。写真を撮り忘れたけど、あっさりした味でした。デザートはリンゴシャーベット。サッパリしていていい口直しになった。忘れていけないのは器が全て趣深かったこと。いやぁ、本当に贅沢なひと時を味わえた。お薦めです!

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今回の贅を尽くした食事で、フグがみんなに支持される魚であることがよく分かった。これまでは、肝にあるテトロドトキシンという人を死に至らしめてしまう猛毒のイメージが強かったけど、これほどまでにおいしい魚だったとは。

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実はここのホテル、お風呂にも無料で入らせてもらえるとのことで、最上階へ。青空がまぶしい。強風のため、露天は湯船につかりきっていないと寒いぐらいだったが、とっても気持ちよかった。入浴客はほとんどおらず、ほぼ貸切状態だった。

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ホテルにはほのぼのする調度品が多数あった。フグの白子も入っていたらしいが、それはまた次の機会の楽しみに取っておこう。

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ホテルを後にし、島内をぶらぶら。港には漁船がわんさか停泊。蛸壺も積み上げられている。島内に一軒あるたこ焼き屋にも立ち寄った。タコはおいしいが、生地がダメだなぁ。

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日間賀島には西港だけでなく東港もある。それぞれタコのモニュメントが迎えてくれるが、少々ポーズが違う。ユニークなタコだ。

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西港までは島の南側の沿岸を歩く。防波堤の上を歩けるようになっていて、海を眺めながら散歩できる。ただ、この日は風に吹き飛ばされそうな天候で、すごいさぶかった。。。別の場所にはタコも干されてた。

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なんかいい感じの宿も見つけた。「島宿うみどり」と書いていた。帰ってネットで調べると、じゃらんで愛知県で一番泊まりたい宿に選ばれたとのこと。確かにオーシャンビューが素晴らしい場所に建っており、全室露天風呂が併設されているらしい。料金は高いけど、これは泊まってみたい。今度はここにしようかなぁ。

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帰り間際に多幸(たこう=タコ)まんじゅうをバラで購入。できたてで温かい。

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15時半の高速船に乗って帰途に。この船がまるでジェットコースターのようだった。風が強かったので波が非常に高く、何度もお尻を打った。ふわっと無重力状態になるたびに、お客さんの笑い声に混じって悲鳴がおき、一体感が醸し出されていた。

それにしてもフグがこんなにおいしいなんて。充実した一日でした。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-13 23:46 | 徒然なるままに
なんとも情けない事件が起きた。秋田県が誇る国の重要無形民俗文化財「なまはげ」。12月31日の大晦日に秋田・男鹿地方の民家を駆け回り、「わりいごはいねが~!」「泣く子はいねが~!」などと子どもを諭すのが本来の姿。だが、今回はこともあろうにホテルの女性浴場に乱入。罰当たりななまはげに呆れてものが言えない。



●引用開始●

【秋田魁新報社】
なまはげ、女性浴場に乱入、男鹿 客の体を触る

 昨年の大みそかに男鹿市の男鹿温泉郷の旅館で観光サービスとして登場した「なまはげ」が、女性浴場に入り込み、複数の女性の体を触るわいせつな行為をしていたことが11日、分かった。温泉郷周辺の3町内会長らは今月8日、対応を協議し、問題を起こした町内会のなまはげの温泉郷への出入りを3年間禁止することなどを取り決めた。同市観光課は「観光文化都市としてなまはげを全国にPRしていただけに残念。再発防止に努めたい」と話している。
 同市や温泉郷の関係者によると、大みそかの夜、周辺町内会の青年ら数人が国の重要無形民俗文化財「なまはげ」行事で家々を訪問した後、同8時半すぎに同温泉郷の旅館のロビーに入場。宿泊客ら3、40人を前に勇壮な振る舞いを披露していたところ、20代前半の男性が扮(ふん)するなまはげがその場を抜け出し、女性用の大浴場に入り込み、洗い場にいた女性数人の体を触ったという。被害者の家族から苦情を受けた旅館側は、直ちになまはげの責任者を呼び出し、謝罪させた。なまはげの男性は酒に酔った状態だったという。
 同温泉郷では毎年、大みそかの夜に2町内の青年らが、それぞれ宿泊施設のロビーでなまはげを披露している。男鹿温泉郷協同組合は「これまでホテルの浴室に入り込んだりすることはなかった。被害者には本当に申し訳ない」と話している。

●引用終了●



秋田といえば「なまはげ」。こんな事件が起きてしまえば、なまはげを目玉にする地元の観光業界にとっては大きなイメージダウンになる。秋田のシンボルがひどく傷つけられた。いくら酔っていたとはいえ、許せない愚行。女性にそっぽを向けられたら観光業に依存する地元への影響は甚大だろう。罪を犯した20代の男は深く反省する必要がある。

各社の記事も引用させてもらう。明日のスポーツ新聞はどんな見出しを付けるのだろうか・・・。



●引用開始●

【朝日新聞社】
なまはげが女風呂に乱入、3年間出入り禁止に 秋田
2008年01月12日10時31分

 「泣く子はいねーがー」などと大声を上げながら家々を回る国の重要無形民俗文化財「なまはげ」で知られる秋田県男鹿市で昨年大みそか、男鹿温泉郷の旅館がなまはげを招いた際、なまはげに扮した男性1人が女風呂に乱入し、複数の女性の体を触っていたことが12日、明らかになった。
 男鹿温泉郷では毎年、大みそかの夜に周辺2町内会の青年らが宿泊施設などを回っている。事態を受け、温泉郷周辺の町内会長らが協議。問題を起こした町内会のなまはげの温泉郷への出入りを3年間禁止することなどを決めた。
 関係者の話によると、大みそかの夜、周辺町内会青年ら数人がなまはげ行事で家々を回った後、午後8時半すぎに旅館のロビーで宿泊客らになまはげの振る舞いを見せていた。その時、20代の男性が扮するなまはげがその場を抜け出し、女性大浴場に乱入。洗い場にいた女性客数人の体を触ったという。
 すぐに被害者家族から旅館側に連絡があり、問題が発覚した。男性は酒に酔った状態だったという。
 同温泉郷の別の施設の責任者は「暴れるのがなまはげ本来の姿だが、女風呂に入るなんて考えられない」と話していた。


【毎日新聞社】
なまはげ暴走:大浴場に侵入 女性客数人の体触る 秋田

f0086492_21125632.jpg国の重要無形民俗文化財にもなっている秋田の「なまはげ」=2007年2月撮影

 秋田県男鹿市の旅館で昨年の大みそか、大浴場に「なまはげ」が侵入し、女性数人の体を触っていたことが分かった。なまはげは家々を回って子供たちに礼儀の大切さを教える男鹿半島の伝統行事。国の重要無形民俗文化財にもなっている。その逸脱行為を重く見た男鹿温泉郷協同組合は、問題を起こしたなまはげが所属する町内会について、温泉郷でのなまはげ行事への参加を3年間禁止した。
 組合によると、観光サービスとして温泉郷周辺の町内会の男性5人が扮(ふん)したなまはげが午後8時半過ぎに旅館ロビーで舞を披露。うち20代の男1人が抜け出して大浴場に入り、女性客数人の体を触った。男は振る舞われたお神酒などで酔っていたという。女性客の家族から苦情を受け、町内会長らが謝罪した。
 組合や町内会長らは今月8日に対応を協議し、問題を起こした町内会のなまはげの出入り禁止を決め、男に厳重注意した。女性客の了解もあり、告発などの措置は取らないという。これとは別に男鹿市や市観光協会には「妻がなまはげに胸を触られた」などの苦情が2件あったという。
 山本次夫・同組合長は「言語道断の行為」とコメント。なまはげゆかりの真山神社の武内信彦宮司は「モラルが欠けている」と苦り切っていた。【馬場直子】


【時事通信社】
2008/01/12-13:17 なまはげ、女風呂に=男鹿温泉郷、数人の体触る-3年間出入り禁止に・秋田

 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷で昨年の大みそかに、鬼の面を付けた若者たちが「泣く子はいねーがー」などと大声を上げて家々を回る国の重要無形民俗文化財「なまはげ」が行われた際、なまはげに扮(ふん)した男性1人が、旅館の大浴場に乱入し、女性客数人の体を触っていたことが12日、分かった。
 男鹿温泉郷協同組合と周辺の町内会は、問題を起こした男性を厳重に注意し、男性が所属する町内会について、温泉郷でのなまはげ行事への参加を3年間禁止した。


【読売新聞社】
罰当たり「なまはげ」女湯に、入浴客の体触る…秋田・男鹿

 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷の旅館で昨年12月31日夜、国の重要無形民俗文化財「なまはげ」にふんした20代の男性が、同旅館の女性風呂に侵入し、入浴していた女性数人の体を触っていたことが12日、わかった。
 同温泉郷協同組合と周辺町内会は、男性が所属する町内会のなまはげについて温泉郷への出入りを3年間禁止することを取り決めた。
 同組合などによると、男性は、なまはげにふんした町内会の青年ら数人とともに、男鹿市内の民家を訪問後、12月31日日午後8時半過ぎに同温泉郷の旅館のロビーで、宿泊客らを前に舞いを披露していたところ、男性がその場を抜け出し、女性用の大浴場に侵入。洗い場にいた女性客数人の体を触ったという。
 女性客の家族が旅館従業員に苦情を訴えて発覚した。男性は当時、酒に酔っていたという。
 同温泉郷では毎年、大みそかの夜になまはげを招いて、宿泊客らに舞いを見せる観光サービスを行っている。同組合は「これまでなまはげが浴室に入り込んだことは無かった。誠に申し訳ないことをした」と話している。(2008年1月12日13時18分)


【産経新聞社】
なまはげが女風呂に乱入 秋田・男鹿温泉郷
2008.1.12 13:19

f0086492_21225796.jpg家に上がり込み、大声を上げて子供らに迫るなまはげ=昨年12月31日夜、秋田県男鹿市(写真と本文は関係ありません)

 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷にある旅館の女性風呂で昨年のおおみそか、国の重要無形民俗文化財の「なまはげ」が乱入し、浴場内の女性客数人の体を触っていたことが12日、分かった。なまはげに扮(ふん)していたのは20代の男性で、乱入時は酒に酔っていた。男鹿温泉郷協同組合や地元町内会では、この男性の所属する町内会のなまはげの温泉郷への出入りを3年間禁止することを決めた。
 関係者によると、昨年の大みそかの夜、地元町内会の青年らが温泉郷内の旅館のロビーに入り、宿泊客の前で「泣く子はいねーがー」など、おなじみの振る舞いを披露していた。
 その際、途中で20代の男性が扮していたなまはげが突然ロビーを抜け出し、女性浴場へ乱入。脱衣所を越えて浴場内へ入り、洗い場にいた親子連れら女性数人の体を触ったという。男性は訪問先で振る舞われる酒を飲んで酔って状態だったという。
 被害を受けた女性客が旅館に連絡したことから発覚。なまはげ行事の責任者である地元町内会役員らが女性客に謝罪した。男鹿市観光協会や同協同組合などは年明けから対応を協議していた。
大みそかの夜になまはげが旅館やホテルを回るのは、男鹿温泉郷では恒例の行事。関係者は、「多くの観光客がなまはげを楽しみにしているだけに非常に残念。今回の事件は言語道断で、申し訳ないとしか言えない」と話している。


【共同通信社】
なまはげが入浴の女性触る 昨年大みそか、秋田の旅館

 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷の旅館で昨年12月31日、伝統行事「なまはげ」が行われた際、なまはげに扮した男1人が女性浴場に乱入、入浴中の女性数人の体を触る騒動を起こしたことが12日、分かった。
 男鹿市観光課によると、同温泉郷では毎年、各宿泊施設のロビーで、周辺の町内会の青年らによるなまはげを披露するサービスをしている。31日午後8時半ごろ、20代前半の男がほかの青年と数人のグループで回った先の旅館で、なまはげを披露中に抜け出し、浴場に入り、女性客に触ったという。男は酒に酔っていた。
 温泉郷協同組合や周辺町内会長らは事態を受けて協議。当該の町内会のなまはげを今後3年間、温泉郷へ出入り禁止とするなどの対応を決めた。
 男鹿市観光課は「なまはげは市の顔であり、非常に申し訳ない。指導して再発防止に努めたい」としている。2008/01/12 13:16

●引用終了●
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by kokoro-rokuro | 2008-01-12 21:35 | 徒然なるままに

読書など

最近読んだ本を紹介しておきます。たった2冊だけど、なかなか興味深かったので。

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『死んではいけない―経営者の自殺防止最前線』-著:佐藤久男

秋田市で会社経営者の自殺予防活動に取り組むNPO法人「蜘蛛の糸」を主催する佐藤さんのこれまでの活動が記録されている。佐藤さん自身も経営する会社が倒産した過去があり、自殺を考えたことがある身。それを乗り越えた経験を活かし、相手と面と向き合って話を聞きだすスタイルで相談に乗る。これまで救われた人は多いだろう。

秋田県は12年連続で自殺率(10万人あたりの自殺者数)が全国一を記録中。そのため、秋田県、秋田大学、民間での自殺予防についての取り組みは熱心だ。全国でも10年近く自殺者数が3万人を超え続けている異常な状態。国の積極的な対策が望まれている。

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『僕はパパを殺すことに決めた』-著:草薙厚子

奈良県で起きた高校1年の少年による3人焼死事件を門外不出とされる捜査資料を入手して再現し、物議をかもした一冊。少年事件は裁判も非公開で、資料を漏らした関係者が立件される事態となった。著者は再発防止の観点から書いたと正当性を主張しているが、実際に読んでみるとワイドショー的な要素が多く、この本を読むことで再発防止できるんだろうか、と疑問に感じてしまった。広くみんなにあてはまるというよりかは、一つの特異な事例のよう。この父親のように、子どもに「暴力をふるいながら」付きっきりで勉強させてる家庭が多いのだろうか・・・。

現在は売り切れで増刷もされていないので入手するのは困難。再発防止を訴えたいのなら、版元の講談社もどんどん売り出してしかるべきなのに、それができないのは、やはりやりすぎた感(捜査資料の引用)があるのだろう。

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番外編:1月4日の日本経済新聞朝刊32面
『光る頭で明るい年を』藤原広

秋田でユニークな活動を続ける藤原広さんが寄稿した記事。藤原さんは秋田県横手市に吸収合併された旧雄物川町の町議だった人で、「雄物川町光頭会(おものがわまちこうとうかい)」で世話人を務めている。光頭会とは、頭の禿げ上がった人が参加できる団体。「光頭の光と輝きをもって人類の光明の先駆けとなり、健康な笑いによってお互いの親睦と健全を図る」ことを目的としている。1月には頭の輝き具合を競う、番付編成会議を開くほか、公園の清掃など地域を光り輝かせる活動にも取り組んでいる。

2004年からは、全国各地にある頭の光る団体を集め、「全国ひかりサミット」を開いている。1回目は雄物川町で開き、藤原さんが東奔西走。青森の「ツル多はげます会」、長野の「飯田ハゲます会」、宮城の「白石ひかり会」が参加した。大爆笑の様子は新聞、テレビ、雑誌に取り上げられた。青森発祥?の、つるつる頭に吸盤を付けて引っ張り合う綱引きは、うっ血しながら競い合う過酷な競技だ。

全国に輝きと笑いを届けてもらいたい^。^
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by kokoro-rokuro | 2008-01-12 20:53 | 徒然なるままに

リクエストで角皿

ことし初めての陶芸教室。朝からしとしと雨が降る。教室にはいつもより多くの生徒さんがいた。土曜日にしては珍しい。前回、途中で時間切れとなった宝瓶の蓋の取っ手をつくる。イメージは、体が埋まったラノララク(モアイが作られていたイースター島の山)のモアイ。重すぎるオブジェになってもいけないので、苦心しながら完成させた。早くこれでお茶を飲んでみたい!

これだけで終わりでは物足りないので、タタラで角皿を5枚作った。母からのリクエスト。愛媛の田舎で使いたいらしい。粘土を正方形に切り出して片栗粉をまぶし、型にそわせる。ドライヤーである程度、固くすると表にひっくり返して底の部分を平らにする。スタンプで絵柄をつけて完成。あっという間でした。

そうそう、盃一枚も色付けした。釉薬は青ナマコ。さてどんな仕上がりか。。。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-12 18:58 | 陶芸

秋田土産

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秋田の冬といえば「きりたんぽ鍋」。杉の棒に半殺しにした米を巻きつけ、本来は囲炉裏端で焼く。棒を抜けばちくわのようになっていて、これだけだと「たんぽ」。みそを付けて食べる「みそたんぽ」は観光地のファーストフードとして人気を集めている。このたんぽを切って使うから「きりたんぽ」という。比内地鶏のスープにマイタケやセリ(秋田では根っ子も食べる!)を入れてグツグツ煮て食べる。キリタンポは最後に入れてあまり浸しすぎない。

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リクエストしていたのが「ハタハタ寿司」。ハタハタは、11月ごろ、雷が鳴るとともに沿岸に卵を産みにやってくるため、漢字では「鱩」(魚へんに雷)と書いたり、「鰰」(魚へんに神)と書いたりする。鱗がなく、柔らかい白身の魚で、とっても食べやすい。卵は「ブリコ」と呼ばれ、納豆のように糸を引き弾力がある。今回は子持ちハタハタだった。

寿司とはいえ握り寿司ではなく、熟れ寿司。身の歯ごたえがすごくあって発酵しすぎてなく、食べやすかった。これはおいしい。鈴木水産という会社の商品。真空パックで冷凍されているので自然解凍する。

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ハタハタは秋田県の魚。昔は取れすぎて、箱代も稼げないほどだったらしいが、1990年代には数年間、禁漁をして資源回復を図るほどに。その甲斐あって、最近は漁獲制限は設けるものの、必要分は流通しているようだ。秋田音頭にも「八森ハタハタ♪」と謡われている。

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代表的な食べ方は塩焼き。背びれと胸びれをはずし、尻尾を取って肉をほぐし、頭から引っ張ればすっと骨が抜ける。魚醤として使う「しょっつる」もきりたんぽ鍋と並び食べられる。これは好き嫌いが分かれるなぁ。タイのナンプラーも同じ魚醤です。

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「はたはたパイ」も楽しみなお土産の一つ。全国的には静岡・浜名湖の「うなぎパイ」が有名ですが、はたはたパイも負けず劣らずおいしいお菓子。しょっつるが使われているらしいが、やめられない止まらない美味しさ。胃腸炎で落ちた体重2キロがあっという間に戻りそうだ。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-07 21:00 | 徒然なるままに

蛇口からミカンジュース

愛媛県には水が出る青の蛇口、お湯が出る赤の蛇口のほかに、ミカンジュースが出るオレンジの蛇口がある。こんな伝説を実現させたのがポンジュースでおなじみの「えひめ飲料」。5日、松山空港に登場したミカンジュースの蛇口には、子どもが群がる様子がテレビに映っていた。7日までの期間限定らしい。



●引用開始●


f0086492_15313322.jpg愛媛新聞社(写真も) 2008年01月05日(土)

蛇口からミカンジュース 空港で試飲サービス

 水道の蛇口からミカンジュースが出た―愛媛県内産の農産物などを帰省客や観光客らにアピールしようと、松山空港ビルなどは5日、蛇口をひねるとミカンジュースが出る無料試飲サービスを松山空港で始めた。7日まで。
 同ビルが旬の果物など販売する「旬の味覚フェア」の一環で実施。ジュース製造元のえひめ飲料が蛇口を設置し、えひめ愛フード推進機構の「愛あるブランド」に認定されたミカンジュースを1日当たりコップ600杯分、3日間で380リットル準備した。
 えひめ飲料によると、県外では数十年前から「愛媛の家庭では水やお湯のほかに、ミカンジュースが出る蛇口がある」とのジョークが定着。真に受けた人から同社に「本当にあるのか」などの問い合わせがあり、それならとユーモアを込めてジュースが出る蛇口や流し台をつくった。



産経新聞社

松山空港でミカンジュース2008.1.6 02:40

 松山空港(松山市)の出発ロビーに5日、「愛媛ミカン100%」のジュースが出る蛇口がお目見えし、Uターン客らで込み合う利用客らが愛媛特産のジュースでのどをうるおし、人気を集めている。8日まで。
 飲料製造販売の「えひめ飲料」(松山市)が、「愛媛には蛇口をひねるとジュースが出る家庭があるんですか」という問い合わせがあったのをヒントに、ちゃめっ気と自社商品『ポンジュース』のPRを兼ねて設置した。
 1日600人分(コップ600杯分)で午前10~午後2時までの限定サービスだが、利用客の評判は上々で、「手土産にミカンジュースを思いつきました」という客も。

●引用終了●


このミカンジュースの蛇口、愛媛県今治市の「さいさいきて屋」というJAおちいまばりの野菜直売所にもあるらしい。同組合HPに写真が載っていたので、トリミングして使わせていただきます。オレンジがまばゆい^。^ここには行ったことがあるけど、気がつかなかったなぁ・・・。

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愛媛ミカンについては、こちらのページ【 http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E6%84%9B%E5%AA%9B%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%82%93 】で詳しく紹介されています。知らないことばかりで思わず読んでしまった。目からうろこ。みかんのうた(音が出ます)なんてあるんやねぇ。
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by kokoro-rokuro | 2008-01-06 16:07 | 徒然なるままに