NIPPONモアイ紀行Ⅲ
2009年 02月 21日
第1回、第2回に続き、ひさびさのモアイ紀行は宮城県南三陸町志津川。ここは、合併前の志津川町時代、1960年5月に地球の裏側で起きたチリ地震の津波が襲来し、41人が死亡するという大惨事が発生した。モアイは、その復興30周年を記念し、チリから友好のシンボルとして送られた由緒正しい石像。町内各地にモアイが見られるユニークな街だ。
JR気仙沼線の志津川駅を降りて、まず出迎えてくれるのがこちら。駅舎を出たとこの地面にはめ込まれたタイルに描かれている。わざわざ丁寧に「モアイ」と名前入り(^。^)
駅を背に、少し街の方へ歩いていくと、こんな芸術性の高いモアイも。これはずいぶんかっこいい。センスがあって、お気に入り。地元企業が設置したようで、以前は夜になるとライトアップされていたそうですが、財政状況が厳しい中、今ではライトアップされることはないらしいです。
駅を降りてすぐ、これだけのモアイに逢えるとは、これから先、いやがおうにも期待してしまいます!!
こちらは駅から歩いて10~15分ぐらいの距離だったかな?松原公園、通称チリプラザという場所で、ここにチリから送られたモアイが立っています。祖国チリを向いて立っており、右はチリの国鳥コンドル。チリの彫刻家がチリで製作し、津波と同じように、太平洋17000キロを渡ってきた。日本に初めて輸入されたモアイとのことです。NTTドコモ東北のCMでは、宮崎あおいと共演したそうな!
イースター島では、モアイに一切、手を触れられなかったので、ここではしっかり抱擁^^;前から後ろから横から、しっかり観察。背中に鳥人間が描かれていた。目には泥を投げつけられたような跡が-。-;かわいそうに。
すぐ脇には、この場所での津波の高さを示す柱も。ここは2.6メートルの高さ。大人でも一気に飲み込まれてしまう。なんとも想像できない・・・。この柱は町内いたるところで見られ、道路にも、避難時の逃げ道を示す標示が山のほうへ続いていた。
道を歩いていると、マンホールにもモアイが描かれているのを発見。真ん中に3体。特産の鮭を左右に配置し、上にはアワビとホタテ。ワカメも漂ってるのかな???
こちらは案内標示の上にいるモアイさん。気をつけて見とかないと、いたるところに出現します^O^!
駅から歩いて見られるモアイはこれぐらいかな。ここからは車が無いと辿り着くのが厳しいモアイさん達。志津川にはレンタカー屋がなく、最寄りでも2時間ほど離れた場所。仕方が無いのでタクシーを時間で区切って借りることにした。
町内には2社しかなく、条件はどちらも同じ1時間5千円だったので、えいや、と志津川観光交通を選択。車で行かざるをえないモアイだけなら1時間で十分、神割崎という絶景もプラスするなら1時間半ぐらいかな。ちなみに、運転手いわく、モアイツアーに訪れた客は初めてだったようです・・・。そんなことないやろっ!!
こちらさんは、駅から北西、入谷地区の国道398号の館下橋にいるモアイ。デフォルメされて、口がとんがって、にやけてる。御影石のようにつるっとした石像。この日は雪が降っていたので、涙を流してるように見えたり、よだれをたらしたりしているように見える^。^;上下線の片方に一体ずつ、計2体いる。
ここのプレートには、チリ地震の日本での最大被災地が志津川町であったこと、チリ地震を風化させないためにモアイが設置されたことが説明されていた。背中には何も描かれていない。横から見ると、ホントにユニークで、人気が高いらしい。高さは2メートルもない。モアイの横を車が走り去る・・・。
吹雪の中、寒いので、一緒に記念撮影だけはして、そそくさとタクシーに戻る。駅まで引き返し、通り越して向かったのは、駅から南西の戸倉地区の国道398号沿いにある「さわやか公園」。ここにいるのは巨大で、5メートルぐらいかな。ただし、石像ではなく、はりぼて。どてっとした立派なお腹をしているので、とりあえずなでてみると、中身はスカスカだった。。。
背中にはロンゴロンゴとおぼしき文字が彫られていました。
ここは、志津川湾が一望できるスポットでもあります。モアイの見ているほうに目をやると、海に養殖いかだが浮かぶ景色が見られます。
立っているモアイ像はこれで全部だと思う。
立っているのは、ね。
タクシーで最後に寄ってもらったのが、南三陸ホテル観洋から2~3分、戸倉地区方面に国道沿いを歩くとある「海の見えるカフェG」。午前中に来て閉まっていたので、一度は引き返さざるをえませんでした・・・。それでも2度目はバッチリ入店。
こんな看板を見たら、なんとしても入店してみたくなるのがモアイ好き。
営業時間は写真の通り。「それでなくとも休みが多いと言われています」なんて・・・^。^;
ここを訪ねた理由がこの上の写真。モアイコーヒーって?イースターコーヒーって??
ところが、メニューを見るとまったく載ってない。マスターに聞いてみると、ちょうど名前を変更したところで、この年末年始は移行期とのこと。地元の観光名所を冠した名前に変えるんですと。。。残念。しかし、この日はモアイコーヒーで注文、志津川の海を眺めてイースター島を思い浮かべながら、まったりしました。
店内には、色んなモアイが飾られていた。
ところで、ここのマスターは志津川町時代からの町議さんみたい。トイレに選挙用ポスターが貼られていた^^;
話を聞いてみると、志津川町時代にはモアイで町興しができないだろうか、ということが積極的に考えられ、町内各地にモアイが立ったようです。モアイコーヒー、イースターコーヒーもそういったことから命名したそうです。けど、最近はそんな話も無くなったとのこと。僕としては、活用しないのはもったいないとしか思えない。
マスターもそんな思いのようでした。モアイは最近、下火になってしまい、ついにコーヒーの名前も旧町内の観光名所に変更することになったようです。。。
なんとか最後のモアイコーヒーを飲めて良かった・・・。
こちらも志津川モアイを代表する一品。その名も「モアイ伝説」。1個105円から。抹茶クリームの入ったブッセで、小豆も入ってて美味しい商品。駅近くの雄新堂というケーキ屋さんで販売しています。こちらも志津川の観光名所を商品名にしているようで、特にモアイと関係は無いようでした。
ところで、カフェGのモアイもなかなかマニアックでしたが、さらに見つけにくいモアイがこちら(^O^)
どうでしょう、何がモアイか分かりますか???
ヒントは、パソコン画面を左に90度回転!!!
!!
そう!!!
モアイの顔に見えるんです。
その名も「モアイ岩」!!!
ここは志津川の民宿街、袖浜地区の「サンオーレそではま」という海水浴場の沖。志津川駅から東にあり、歩くと30分はかかる(カフェGから歩くと1時間はかかる)。ちなみに隣の丸いのは、出べそ岩と呼ばれているようです^。^
これで、志津川のモアイは全て制覇したはず!観光ガイドブックには載ってないけど、楽しい旅ができた。非常に満足度の高いモアイツアーだった~(^0^)~
今回は事前に南三陸町役場に電話。問い合わせに丁寧に答えてもらったほか、町観光協会を通じてパンフレットをたくさん送ってもらった。モアイがいる場所を示したパンフレットもあり、とても役に立ちました。感謝しています。
もちろん、こんなモアイツアーに付き合ってくれた妻にも感謝。。。
JR気仙沼線の志津川駅を降りて、まず出迎えてくれるのがこちら。駅舎を出たとこの地面にはめ込まれたタイルに描かれている。わざわざ丁寧に「モアイ」と名前入り(^。^)
駅を背に、少し街の方へ歩いていくと、こんな芸術性の高いモアイも。これはずいぶんかっこいい。センスがあって、お気に入り。地元企業が設置したようで、以前は夜になるとライトアップされていたそうですが、財政状況が厳しい中、今ではライトアップされることはないらしいです。
駅を降りてすぐ、これだけのモアイに逢えるとは、これから先、いやがおうにも期待してしまいます!!
こちらは駅から歩いて10~15分ぐらいの距離だったかな?松原公園、通称チリプラザという場所で、ここにチリから送られたモアイが立っています。祖国チリを向いて立っており、右はチリの国鳥コンドル。チリの彫刻家がチリで製作し、津波と同じように、太平洋17000キロを渡ってきた。日本に初めて輸入されたモアイとのことです。NTTドコモ東北のCMでは、宮崎あおいと共演したそうな!
イースター島では、モアイに一切、手を触れられなかったので、ここではしっかり抱擁^^;前から後ろから横から、しっかり観察。背中に鳥人間が描かれていた。目には泥を投げつけられたような跡が-。-;かわいそうに。
すぐ脇には、この場所での津波の高さを示す柱も。ここは2.6メートルの高さ。大人でも一気に飲み込まれてしまう。なんとも想像できない・・・。この柱は町内いたるところで見られ、道路にも、避難時の逃げ道を示す標示が山のほうへ続いていた。
道を歩いていると、マンホールにもモアイが描かれているのを発見。真ん中に3体。特産の鮭を左右に配置し、上にはアワビとホタテ。ワカメも漂ってるのかな???
こちらは案内標示の上にいるモアイさん。気をつけて見とかないと、いたるところに出現します^O^!
駅から歩いて見られるモアイはこれぐらいかな。ここからは車が無いと辿り着くのが厳しいモアイさん達。志津川にはレンタカー屋がなく、最寄りでも2時間ほど離れた場所。仕方が無いのでタクシーを時間で区切って借りることにした。
町内には2社しかなく、条件はどちらも同じ1時間5千円だったので、えいや、と志津川観光交通を選択。車で行かざるをえないモアイだけなら1時間で十分、神割崎という絶景もプラスするなら1時間半ぐらいかな。ちなみに、運転手いわく、モアイツアーに訪れた客は初めてだったようです・・・。そんなことないやろっ!!
こちらさんは、駅から北西、入谷地区の国道398号の館下橋にいるモアイ。デフォルメされて、口がとんがって、にやけてる。御影石のようにつるっとした石像。この日は雪が降っていたので、涙を流してるように見えたり、よだれをたらしたりしているように見える^。^;上下線の片方に一体ずつ、計2体いる。
ここのプレートには、チリ地震の日本での最大被災地が志津川町であったこと、チリ地震を風化させないためにモアイが設置されたことが説明されていた。背中には何も描かれていない。横から見ると、ホントにユニークで、人気が高いらしい。高さは2メートルもない。モアイの横を車が走り去る・・・。
吹雪の中、寒いので、一緒に記念撮影だけはして、そそくさとタクシーに戻る。駅まで引き返し、通り越して向かったのは、駅から南西の戸倉地区の国道398号沿いにある「さわやか公園」。ここにいるのは巨大で、5メートルぐらいかな。ただし、石像ではなく、はりぼて。どてっとした立派なお腹をしているので、とりあえずなでてみると、中身はスカスカだった。。。
背中にはロンゴロンゴとおぼしき文字が彫られていました。
ここは、志津川湾が一望できるスポットでもあります。モアイの見ているほうに目をやると、海に養殖いかだが浮かぶ景色が見られます。
立っているモアイ像はこれで全部だと思う。
立っているのは、ね。
タクシーで最後に寄ってもらったのが、南三陸ホテル観洋から2~3分、戸倉地区方面に国道沿いを歩くとある「海の見えるカフェG」。午前中に来て閉まっていたので、一度は引き返さざるをえませんでした・・・。それでも2度目はバッチリ入店。
こんな看板を見たら、なんとしても入店してみたくなるのがモアイ好き。
営業時間は写真の通り。「それでなくとも休みが多いと言われています」なんて・・・^。^;
ここを訪ねた理由がこの上の写真。モアイコーヒーって?イースターコーヒーって??
ところが、メニューを見るとまったく載ってない。マスターに聞いてみると、ちょうど名前を変更したところで、この年末年始は移行期とのこと。地元の観光名所を冠した名前に変えるんですと。。。残念。しかし、この日はモアイコーヒーで注文、志津川の海を眺めてイースター島を思い浮かべながら、まったりしました。
店内には、色んなモアイが飾られていた。
ところで、ここのマスターは志津川町時代からの町議さんみたい。トイレに選挙用ポスターが貼られていた^^;
話を聞いてみると、志津川町時代にはモアイで町興しができないだろうか、ということが積極的に考えられ、町内各地にモアイが立ったようです。モアイコーヒー、イースターコーヒーもそういったことから命名したそうです。けど、最近はそんな話も無くなったとのこと。僕としては、活用しないのはもったいないとしか思えない。
マスターもそんな思いのようでした。モアイは最近、下火になってしまい、ついにコーヒーの名前も旧町内の観光名所に変更することになったようです。。。
なんとか最後のモアイコーヒーを飲めて良かった・・・。
こちらも志津川モアイを代表する一品。その名も「モアイ伝説」。1個105円から。抹茶クリームの入ったブッセで、小豆も入ってて美味しい商品。駅近くの雄新堂というケーキ屋さんで販売しています。こちらも志津川の観光名所を商品名にしているようで、特にモアイと関係は無いようでした。
ところで、カフェGのモアイもなかなかマニアックでしたが、さらに見つけにくいモアイがこちら(^O^)
どうでしょう、何がモアイか分かりますか???
ヒントは、パソコン画面を左に90度回転!!!
!!
そう!!!
モアイの顔に見えるんです。
その名も「モアイ岩」!!!
ここは志津川の民宿街、袖浜地区の「サンオーレそではま」という海水浴場の沖。志津川駅から東にあり、歩くと30分はかかる(カフェGから歩くと1時間はかかる)。ちなみに隣の丸いのは、出べそ岩と呼ばれているようです^。^
これで、志津川のモアイは全て制覇したはず!観光ガイドブックには載ってないけど、楽しい旅ができた。非常に満足度の高いモアイツアーだった~(^0^)~
今回は事前に南三陸町役場に電話。問い合わせに丁寧に答えてもらったほか、町観光協会を通じてパンフレットをたくさん送ってもらった。モアイがいる場所を示したパンフレットもあり、とても役に立ちました。感謝しています。
もちろん、こんなモアイツアーに付き合ってくれた妻にも感謝。。。
by kokoro-rokuro
| 2009-02-21 16:43
| NIPPONモアイ紀行