小笠原・父島旅行③ 【ハートロック・トレッキングツアー】
2009年 04月 05日
雨がザーザー降る音で目を覚ました父島旅行3日目の朝。トレッキングツアーを予約していたので、中止にならないか心配しましたが、太陽が昇るにつれて天候は回復しました。結局、滞在中に雨が降ったのは、この夜中だけ。天候に恵まれました。
ガイドをお願いしたのは「オガツアー」。前日に引き続き貸切でした。白いバンで迎えに来てくれて、小港海岸から千尋岩、通称ハートロックに向けて登ります。
登山口にはこんな竹筒と石が置かれてました。何人が山へ入っているのか、石の数を数えて把握するようです。この日はハートロックに向け、10人ほどがすでに入山していました。あとから追いついて知りましたが、一組は同じ宿のおばちゃんご一行様、もう一組は女子大生グループでした。
登りはじめはそこそこ整備された幅の広い登山道。周りの植物にも目を向ける余裕があります。これは外来種のハカラメの花。もうちょっと咲くと、根元の部分の蜜が吸えます。なかなか甘いものでした。タコノキなどの固有種のほか、外来種もたくさんあって、「東洋のガラパゴス」と言えるのか、考えさせられました。
トレッキングツアーは母の希望で予約したものだったけど、途中にはたくさんの戦跡があり、意外にも興味深いツアーとなりました。上の写真は戦争で使われたトラックです。
なんとトヨタ製。エンジンのギア部分にはっきりと残っていました。ほかにも「ニッサン」のトラックや、DUNLOPと書かれたタイヤもあって、驚くばかり。今ではすっかり植物に覆われてしまい、部品の一部は盗まれるなどしてなくなっていて朽ち果てているけど、まさに戦争の生き証人。
こんなトラックが山頂まで点々とありました。一番下はトラックに乗っていたレーダー装置。敵機を探したそう。麓には、石垣でつくられた幅の広い道が残っていたけど、山頂に行くにつれて道は細くなるばかり。しかもうっそうとしたジャングル。けど、戦時中は山の上まで、トラックが通れるぐらい幅の広い道が切り開かれていたということです。おそるべし、日本陸軍!!
戦跡以外にも、山にはもちろん、動物もいます。こちら外来種のグリーンアノール。トカゲですね。タコノキの葉っぱ、実にいます。日光浴かな。
そして、こちらは固有種のオガサワラトカゲ。こちらは生息数が減っているようです。
そして、グリーンアノールを捕まえてニンマリするガイドのオガちゃん。
ノヤギもいた。植物は食害に遭っていて、タコノキがいたるところで枯れていた。。。
姿はほとんど見せないけど、ウグイスも鳴いていた。
ハートロックは、衝立山という標高300メートルほどの山を越えたところにある。お昼過ぎに到着。赤土になっています。遠くには、南島が見える。なぜここがハートロックと言われるかは、岩の上にいては分かりません。
実は、赤土(写真中央)の部分がハートの形をしているためハートロックと言われるのです。海から見ると一目瞭然!!
双眼鏡を借り、海を眺めると、なんとなんと、クジラが潮を吹き、イナバウアーのようにジャンプしていた。ランチのおにぎりを食べながら、なんとも贅沢な眺めです^。^食後にはオガちゃんから、固有種のマルハチをかたどったクッキーをいただきました。
マルハチとは、木の表面に、〇が描かれていて、その中に、八の字が逆さに書かれているなんとも変わった木です。
ちなみに、木のてっぺんはこんな感じ。
食後は、海にせり出した、まさしく断崖絶壁に登り、岩に必死につかまりながら何百メートルも下にある海面をおそるおそるのぞいてみたりしました。。。
帰りは少し違った道を通り、ガジュマルの森へ。ほかの木に絡まり付き、自分の体の一部としながら繁殖していく様子はすさまじい。これが島全体を覆う日が来る?ことを考えると、とてつもない。枝は柔軟性があり、ブランコに乗って楽しんだりした。
往復8キロの道のりだったようだけど、そんなに疲れることは無い。ただ、履き古したスニーカーだったので、ぬかるんだ場所ではよく滑って転んでしまった。甘く見すぎていた。登れないことはないけど、トレッキングシューズなどがあったほうが安全です。
さて、宿に戻ってからは夕日鑑賞。境浦から、まん丸の太陽がばっちり見えました。
たくさん歩いた後は、晩御飯がうまかった。手前に写ってる魚のステーキは絶品^。^
恒例の食後のデザートはレモンケーキ。さっぱり美味しい。
夜はのんびりと。翌日のホエールウォッチングに向け、ぐっすりと眠りました。。。
ガイドをお願いしたのは「オガツアー」。前日に引き続き貸切でした。白いバンで迎えに来てくれて、小港海岸から千尋岩、通称ハートロックに向けて登ります。
登山口にはこんな竹筒と石が置かれてました。何人が山へ入っているのか、石の数を数えて把握するようです。この日はハートロックに向け、10人ほどがすでに入山していました。あとから追いついて知りましたが、一組は同じ宿のおばちゃんご一行様、もう一組は女子大生グループでした。
登りはじめはそこそこ整備された幅の広い登山道。周りの植物にも目を向ける余裕があります。これは外来種のハカラメの花。もうちょっと咲くと、根元の部分の蜜が吸えます。なかなか甘いものでした。タコノキなどの固有種のほか、外来種もたくさんあって、「東洋のガラパゴス」と言えるのか、考えさせられました。
トレッキングツアーは母の希望で予約したものだったけど、途中にはたくさんの戦跡があり、意外にも興味深いツアーとなりました。上の写真は戦争で使われたトラックです。
なんとトヨタ製。エンジンのギア部分にはっきりと残っていました。ほかにも「ニッサン」のトラックや、DUNLOPと書かれたタイヤもあって、驚くばかり。今ではすっかり植物に覆われてしまい、部品の一部は盗まれるなどしてなくなっていて朽ち果てているけど、まさに戦争の生き証人。
こんなトラックが山頂まで点々とありました。一番下はトラックに乗っていたレーダー装置。敵機を探したそう。麓には、石垣でつくられた幅の広い道が残っていたけど、山頂に行くにつれて道は細くなるばかり。しかもうっそうとしたジャングル。けど、戦時中は山の上まで、トラックが通れるぐらい幅の広い道が切り開かれていたということです。おそるべし、日本陸軍!!
戦跡以外にも、山にはもちろん、動物もいます。こちら外来種のグリーンアノール。トカゲですね。タコノキの葉っぱ、実にいます。日光浴かな。
そして、こちらは固有種のオガサワラトカゲ。こちらは生息数が減っているようです。
そして、グリーンアノールを捕まえてニンマリするガイドのオガちゃん。
ノヤギもいた。植物は食害に遭っていて、タコノキがいたるところで枯れていた。。。
姿はほとんど見せないけど、ウグイスも鳴いていた。
ハートロックは、衝立山という標高300メートルほどの山を越えたところにある。お昼過ぎに到着。赤土になっています。遠くには、南島が見える。なぜここがハートロックと言われるかは、岩の上にいては分かりません。
実は、赤土(写真中央)の部分がハートの形をしているためハートロックと言われるのです。海から見ると一目瞭然!!
双眼鏡を借り、海を眺めると、なんとなんと、クジラが潮を吹き、イナバウアーのようにジャンプしていた。ランチのおにぎりを食べながら、なんとも贅沢な眺めです^。^食後にはオガちゃんから、固有種のマルハチをかたどったクッキーをいただきました。
マルハチとは、木の表面に、〇が描かれていて、その中に、八の字が逆さに書かれているなんとも変わった木です。
ちなみに、木のてっぺんはこんな感じ。
食後は、海にせり出した、まさしく断崖絶壁に登り、岩に必死につかまりながら何百メートルも下にある海面をおそるおそるのぞいてみたりしました。。。
帰りは少し違った道を通り、ガジュマルの森へ。ほかの木に絡まり付き、自分の体の一部としながら繁殖していく様子はすさまじい。これが島全体を覆う日が来る?ことを考えると、とてつもない。枝は柔軟性があり、ブランコに乗って楽しんだりした。
往復8キロの道のりだったようだけど、そんなに疲れることは無い。ただ、履き古したスニーカーだったので、ぬかるんだ場所ではよく滑って転んでしまった。甘く見すぎていた。登れないことはないけど、トレッキングシューズなどがあったほうが安全です。
さて、宿に戻ってからは夕日鑑賞。境浦から、まん丸の太陽がばっちり見えました。
たくさん歩いた後は、晩御飯がうまかった。手前に写ってる魚のステーキは絶品^。^
恒例の食後のデザートはレモンケーキ。さっぱり美味しい。
夜はのんびりと。翌日のホエールウォッチングに向け、ぐっすりと眠りました。。。
by kokoro-rokuro
| 2009-04-05 20:14
| 小笠原諸島